【読書】帚木蓬生著「悲素」上下巻
和歌山県でおきた毒物カレー事件。
その事件を医学的視点で小説化した本作品。
特に毒物カレー事件に興味があったわけでもないんだけど、この本を読み始めたきっかけは、所謂ジャケ買い。
ちょっと写真では分かりにくいかもだけど、表紙のデザインがカッコイイ!
本屋で物色してた時に見つけて即買い!
レコードやCDのジャケ買いはよくあるけど、なかなか本でジャケ買いはない😆
毒物カレー事件に関してはニュースで見聞きした事しか知らなかったけど、実際はこんなにも酷かったんだぁと怖くなった。
カレー事件以前から複数人にヒ素や睡眠薬を飲ませ、入院させては保険金を騙し取っていた犯人。
鬼畜としか言いようのない所業。
その被害者達を診察し症状や後遺症などから、様々な可能性を一つ一つ潰していき、医学的にヒ素の混入であることを実証していく流れは読んでいて気持ちが良い。
かなり難しい専門用語もたくさん出てくるんだけど、なんとか読み進めることができました😆
ただね。
本を読んでると「下痢」「嘔吐」って言葉がメチャクチャたくさん出てくるの。
影響を受けやすい僕は、本を読み終わる頃にお腹が痛くなって苦しんだってのはここだけの話