私はチクワに殺されます|五条紀夫 を読んで

五条紀夫 著「私はチクワに殺されます」 【読書感想文】

まずタイトル!
「私はチクワに殺されます」というホンワカしたタイトルに魅せられて購入😆

さてチクワと殺人がどう結びつくのか?

あらすじ
ある家で中年男性の首吊り自殺が。
そして他の部屋では血だらけの中年女性の遺体。
そしてその家の中は足の踏み場もないくらいチクワが山積みになっていた。
首吊り男性の内ポケットには遺書と思われる紙の束が押し込められていて、その遺書は「私はチクワに殺される」と言う不思議な一文から始まる長い手記でした。

「手記」「インタビュー」「小説の断片」の3章仕立ての作り。
なるほど。
最初に手記を読ませてミスリードをしつつ、徐々に真相が見え始め、最後には混沌の渦に巻き込まれる感覚。

ま、確かにチクワには終始違和感があって、ちょっと読み手としては困惑するんだけど、でもなかなか面白く読みやすい作品でした😊

必殺技のように
「チ〜ク〜ワ〜ッ!」
と叫ぶのは笑えた😆

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