人生のどん底に落ちた男2人が再起をかけ宗教を始める。
でっかい宗教団体などは目指さず、せいぜい自分たちがベンツに乗れるくらいの小規模な宗教団体でいい、と大きな嘘はつかず小さい嘘を重ね、謙虚な教えをときながら、しかし着実に信者を増やしていき、ついには自分たちでは制御不能となっていく宗教団体の始まりから崩壊までを綴った物語。
読み始めの上巻では、ウソみたいに物事がうまく進んでいき、宗教団体として絶頂を迎える。
読んでいる僕もなんだか嬉しくなったり楽しくなったりする。
しかし下巻ではトラブルが増え、ついには世間から叩かれはじめ、様々な嫌がらせを受けながら、読んでいる僕まで気が滅入る逃避行へと話は続いていく。
作品内で出てくる偽りの説法にはかなりの説得力と魅力があり、こうやって生きなさいと作品から飛び出して僕に説いてくるような気がし、ホントにこんな教えの宗教があったら入信を考えたりするかもなと思った。
ただ上下巻の2冊の中に様々な事件や出来事があり、その一つ一つに深みが無いように思えたのは少し残念。
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