衝撃の「ぼぎわんが、来る」を読んで澤村伊智を一気に好きになってしまった。
普段、原作を読んでから映画を見る順番が好きな僕。
ぼぎわんに関しては先に映画「来る」を見て、衝撃を受けて原作を読んで、さらに衝撃を受けて、再度映画「来る」を見るというほど気に入ってしまった。
その澤村伊智のデビュー二作目の本作「ずうのめ人形」。
もう期待が高まるばかりである。
そもそも「ずうのめ」ってなんだ?
オカルト雑誌社に勤務する主人公。
入稿締め切りに間に合わなかった作家の元を訪れたが、部屋にいたのは作家の死体。
部屋の中にあった手書きの原稿を入手し読んでみたのだが、そこから恐怖がじわじわと迫ってくることに。
読み物から始まる呪いの連鎖を断ち切ることができるのか?
「ぼぎわんが、来る」を読んでから結構時間が経っていたので不安だったけど大丈夫だった。
そして本作は「ぼぎわんが、来る」と同様、比嘉姉妹が話の中心にいる。
と言っても、ほぼ妹の真琴のみで構成されている。
姉は最後の最後にチラッと出てくる程度。
前作同様、家族に存在する「スキマ」を見出す真琴の能力はすごい。
そして本作では野崎と真琴は婚約関係になっていた。
さてさて。
澤村伊智の比嘉姉妹シリーズといえばホラーである。
本作もガッツリホラー。
怖すぎて怖すぎてヒヤヒヤする。
本作では「呪い」が終始恐怖を与えてくる。
しかも作品中に出てくるある物語を読むと「呪い」に囚われる。
ってことはこの作品を読んでいる僕も呪われたりするの?と少し恐ろしくなったりもする。
それくらいの臨場感があり、真実味がある。
途中「都市伝説」に関する考察があったりするのだが、それがとても納得できる話だった。
そして本作の強敵はかなり強敵。
呪われた人だけではなく、その周りも一気に巻き込んでしまう。
恐ろしや〜
最後はちょっとミステリー要素もあり、楽しく恐怖を味わうことができました。
比嘉姉妹シリーズは次のとおり。
続いて読み進めていこうと思う。
【読了】ぼぎわんが、来る
【読了】ずうのめ人形
ししりばの家
などらきの首(短編集)
ぜんしゅの跫(短編集)
ばくうどの悪夢
さえづちの眼(中編集)
すみせごの贄(短編集)

