なんとも意味ありげなタイトル
辞書で引くと「死命」とは
1.死ぬべき命
2.死ぬか生きるか
とある。
ドラマにもなってるお話らしく、読了後に観れるなら観てみようかな。
死へのカウントダウンは彼らの運命を――
余命僅かの宣告を受けた殺人願望を秘めた男と殺人犯逮捕に執念を燃やす刑事。死を恐れぬ者たちが最期に臨む戦慄の光景とは……。
あまり好きではない刑事ものだったけど、薬丸岳らしい視点で描かれており、いつものように読みやすい。
刑事ものと言いつつ、犯人や殺人方法などは最初から分かっており、ミステリー度は低く、刑事が犯人にたどり着く過程が面白く描かれていて、更に犯人と危うい関係にある女性との恋愛的要素もあり、様々な視点で読める。
そしてなんと刑事と犯人の両者がガン病魔に襲われ、残り僅かな命を削る死生観が対比で描かれているのはお見事。
残り僅かな命をどう使うか?
刑事と犯人が「生きる」と「死ぬ」をどう感じ、どう考え、どう行動をとるのか?
実に自分では経験したことの無い領域なので、切迫した悩みや開き直りが物凄く面白かった。
ちょっとこじつけ感がありつつも、納得できる話でした。
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