背面のあらすじを読むも、全くあらすじが見えないまま、事前情報なしで表紙の美しさと「中村文則」ってだけで購入。
さて今回はどんな中村文則なのか?
「一度の過ちもせずに、君は人生を終えられると思う?」
風俗嬢の後をつける男、罪の快楽、苦しみを交換する人々、妖怪の村に迷い込んだ男、
決断を迫られる軍人、彼女の死を忘れ小説を書き上げた作家……
結論。僕があまり好きではない短編集だった。
13の話から構成されている。
ちょっとガッカリ。
だけどさすが中村文則。
そんじょそこらの短編集とはわけが違う。
この話に出てたあの人が他のお話にちょい役で出てきたり、主人公になったりと複雑に絡み合ったカオスな世界。
そして少し猥褻。
いや、かなり猥褻。
どうやら数作は官能小説本に寄稿した作品らしい。
しかし、その猥褻さが実に中村文則っぽくて良い!
文学的な作品もあれば、エロいのもあり、意味がわからないものや、頷ける話といろんな色の作品がある。
通常読んできた中村文則とはずいぶん違うような気がした作品でした。
でもやっぱ基本的に短編集は好きじゃないな。


