【読書】中村文則著「教団X」
数年前に読んだけど途中で断念した本。
再度チャレンジして今回は無事に読破できました😆
敵対する2つの宗教団体が出てくるんだけど、その団体の信義の話が訳分からなくて断念したんだよなぁ。
宇宙の始まりの話から、人間と細胞の話、神とはなんぞや、キリストや聖書、ユダの話とあまり宗教に馴染みのない僕にはとっても難しい。
そして飢餓や貧困、紛争、戦争と話はどんどん広がる。
いろんな過去を持つ様々な人の思惑と宗教団体の思惑が複雑に絡み合い、結局最後は…。
僕が衝撃を受けたのは
「もはや国なんか存在しない。国というシステムが存在しているだけ」という話。
なるほど。
ネタバレになっちゃうので詳しくは書けないけど、ビックリした言葉でした。
そして一箇所だけ涙を流してしまった部分。
ある老人が死ぬ瞬間。
タクシーの中で無くなるシーン。
泣けるわぁ😭
そのシーンは公園で読んでたので周りに人がいて、涙を堪えるのが難しかったぁ〜