暗殺|柴田哲孝 を読んで

柴田哲孝 著「暗殺」 【読書感想文】

話題の小説「暗殺」を読んだ。

@daytripper626 さんの書評を読むまでこの本のことを知らなかった。
暇さえあれば本屋に寄るが、基本的に文庫本のコーナーしか見に行かない。
話題の本や新刊の単行本は見ると絶対欲しくなるし、かさばるし高価なのでできるだけ避けて通る。
だから「暗殺」の存在すら知らなかった。

でも知ってしまったら読まずにいられない。
すぐに購入し読み始めたんだけど。
興奮しっぱなしである。

まずこの作品は小説である。
ノンフィクションぽいけど、フィクションだ。
フィクションなんだけど、実際の事件「安倍元総理銃撃事件」をモチーフに書かれている作品。

主要な人物名は書き換えられてはいるものの、ある程度誰のことなのかわかりやすく記載されている。
更に周辺の事件や物事では本名の人が出てきたり、場所や日時は実際の年代に合わせて書いてあるので、どこからがノンフィクションでどこまでがフィクションなのか読んでいてわからなくなるほど。
いや、むしろ真実はこれで間違い無い!とさえ思ってしまう。

とにかくメチャクチャ面白い。
なぜあの銃撃事件が発生したのか?
不明な点が多いのは何故なのか?
そしてその不明点がそのまま放置されているのは何故なのか?
全てはある思惑によってコントロールされているのでは?
そして全ての元凶はあの団体にあるのでは?
あの事件とも繋がりがあるなんて!?

陰謀論では無い真実がここに書かれていると思う。

もう「令和」という年号に不信感しかない。
かなりオススメの1冊だ!

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