この作品の「マルチ」とは、所謂ネットワークビジネスやねずみ講と言われる類いの事。
そのマルチ商法にハマっていく過程がとってもリアルに綴られている作品で、かなり貴重なお話ではないかと思う。
と、言うのも。
僕も二十代の頃ネットワークビジネスをやっていた。
かなりハマっていた。
ある程度のグループを作って小遣い程度の収入があった。
幸いなことに僕は1年ちょっとで辞めたので借金もほぼなく被害はなかった。
でも、多くの人が同じような目にあっているのを目の当たりにしてきたので、この作品から伝わるリアル感を肌で感じながら当時の記憶と結びつく箇所が多々ある。
自分はハマらないから、とタカをくくっていてはいけない。
ハマるきっかけは誰にでもある。
ただ僕はマルチ活動で学んだことは多くある。
目標設定の仕方、その目標を必ずクリアするんだという覚悟の決め方、そして具体的な活動方法を考え、一つ一つ確実にこなしていく過程や物事の見方、考え方、多くの人の考え方、そして物事を伝える方法。
特に物事の伝え方は今の仕事にも大いに役立っていて、制作したデザインが伝えられた側にどう伝わるのかを想定できたりする。
「マルチ」と言う言葉に過敏に拒否反応をする人も多いと思うけど、僕の考えは少し違う。
借金しない程度に1年くらい経験するのもアリかな。
ただ入会するだけではなく、ガッツリ活動してみると本当に収入になるし、学ぶこともホントに多い。
ただし、犯罪性のあるマルチはダメですよ。
合法のマルチなら、です。
そして絶対に借金はダメ。
それから長くやることもダメ。
でも、実際にやるとなると怖いので、この本で疑似体験をするのもアリかな😆
僕はもう2度とやらないけどね😊👍
あとがきに書いてあったけど、この著者もガッツリやってた人みたい。
しかも結構な収入があるランクまで上がった方。
どうりで〜
こんな事まで書けるなんてどんな取材をしたんだろ?と思いながら読んでたけど、自分が経験したことならここまで書けますよね。
そりゃそ〜だぁ〜
納得😆
もう1回言うけど、僕はもう2度とやらない😊👍
誘わないでね😆