ディープフェイク|福田和代 を読んで

福田和代 著「ディープフェイク」 【読書感想文】

鉄腕教師とニックネームで親しまれ、テレビコメンテーターとしても活躍する中学校教師の湯川。
女生徒とホテルで密会してたと週刊誌で報じられ、それと同時にSNSで湯川の体罰動画や暴露話が一気に広がる。
しかし、すべての動画や情報が全く身に覚えのない湯川。
全てがフェイク。
世間に叩かれ追い詰められるも、このデマと戦うことを決めた湯川。

デマが一気に広がり世間に追い詰められるさまは恐怖でしかない。
実際自分がそうなったことは無いので「SNSの誹謗中傷など無視しとけばいいじゃん」と軽く考えていたが、実際その立場になるとそんなカンタンなことでは無いことが想像できる。

マジで怖い😱

最近SNSで追い詰められるこの手の本を読むことが多いなぁ。

やはり匿名性の高いSNSでの「正論」や「正義マン」の暗躍は現代の大きな闇なのかもしれない。

こんな輩にはならないぞと考えていても、実際には気づかないまま少し加担している自分がいるのかもしれないと思うと、それはそれで恐怖である。

特定の人を陥れることがカンタンな時代だからこそ、情報に流されない自分をしっかり保たなきゃなと思う作品でした。

うん、面白かった😊

タイトルとURLをコピーしました