「希望が死んだ夜に」に引き続き、天祢涼の仲田蛍シリーズを読む。
「希望〜」から思ってたことだけど、仲田蛍シリーズと言いつつ、作中では仲田蛍の存在感が薄いような気がする。
特に本作ではだいぶ読み進んでから、ようやく主人公仲田蛍の登場である。
恐らく4作出ている仲田蛍シリーズ内で彼女の生い立ちや、子供たちへの思いが出てくると思うんだけど、今のところはその辺の深みが無いせいか、どうも存在感が薄いように思うんだよね。
で、本作読んでの感想だけど、作者の天祢涼さんは相当のミステリー好きだね😆
作中でもミステリーに使われるトリック解説等が面白い。
更に子供への虐待の酷さがジワジワと伝わってきて、少し嫌な気分にすらなる。
そして、至る所に散りばめられた伏線が後半怒涛の如く回収されるわけだけど、もうね映画「ソウ」のラストみたい。
フラッシュバックで様々なシーンが思い出される。
なかなか面白い作品でした😊
引き続き仲田蛍シリーズを読もうと思っておりましたが、本屋に無かったのでまた見つけ次第購入して読んでみようと思います。